2025-08-09

報道まとめ:Y2.03K問題がやってくる!

こんにちは。

「Y2.03K問題」をご存知ですか?
それは、SKKI的には「Y2K問題」を超える重要イシューなのです。

説明しよう!「Y2.03K問題」とは、ヒジュラ暦上の“惑星直列”である!
ヒジュラ暦(イスラーム暦)は、太陽暦(グレゴリオ暦)より約10〜12日短いため、ラマダーン(月の断食月)は毎年“前倒し”で巡ってきます。
その結果、ある年には西暦の1月と12月に、2回ラマダーンが訪れるという“暦のねじれ”が発生するのです。

…ところで。
ここまで読んで、お気づきだろうか。

そう、ズー・ル=ヒッジャ月(巡礼月)の存在である。

ズー・ル=ヒッジャはヒジュラ暦の12番目の月。巡礼(ハッジ)の行われる月であり、その終わりにイード・アル=アドハ(犠牲祭)がある。また、ラマダーン明けにはイード・アル=フィトル(断食明け祭)がある。

ヒジュラ暦上の“惑星直列”は、ラマダーンだけでなく、巡礼や祝祭にも同様に起こり得ます。
太陽暦と比べて1年が短いため、およそ33年周期で「年2回現象」が発生します。
この周期は古くから知られており、たとえば前回のラマダーン2回現象は1997年、その前は1965年にありました。
したがって、「Y2.03K問題」とは、その本丸である「Y2.033K問題」ならびに「Y2.039K問題」への前駆的ティーザーに過ぎない!

ざっくり整理すると、

🌑🪐 2030年(Y2.03K)=ラマダーンが1月と12月に2回
🌓☄️ 2033年(Y2.033K)=イードが年に3回、うち12月のイードはクリスマス直前に到来(Esquire Middle East
🌕🛸 2039年(Y2.039K)=アドハが年に2回+フィトル1回の三連発(Gulf News

カレンダーの向こう側で、何かが始まっている——。


以下、この「Y2.03K問題」――つまり「2030年、ヒジュラ暦上でラマダーンが2回訪れる」という現象について、各国の報道や雑誌がどう報じているかをまとめてみました。

※注意:「報道まとめ:Y2.03K問題がやってくる!」は運営(人間)と書記(AI)によって共同執筆されています。


📰 Times of India(インド)
記事(URL):Why 2030 will have two Ramadans: What to know and how to observe

「なぜ」「どうして」「どう乗り切る?」の三本立て構成で、まるで入社前研修のような丁寧さ。ヒジュラ暦の構造や“暦ズレ”の背景を素直に解説しつつ、ラマダーン×2の体験を“珍しい機会”としてポジティブに描いている。記事タイトルにも“observe”(観察&遵守)のダブルミーニングが効いていて、天文と信仰の接点に目配りがある。
理知・実直・インドらしさ★★★☆☆

📰 The Nation(ナイジェリア)
記事(URL):EXPLAINER: Why Ramadan will be observed twice in 2030

EXPLAINER記事としての安定感あり。天文学の基本をふまえつつ、宗教指導者のコメントも自然に挿入。「驚き」ではなく「備えよう」という落ち着いたトーンが印象的で、冷静な距離感からの解説に学術誌のような余裕すら漂う。ただし、一般読者向けの親しみはやや控えめで、静かな観測記事として位置づけたい。あと広告が多い。
知の風通しと信仰の均衡★★★☆☆

📰 Gulf News(UAE)
記事(URL):Why Muslims in UAE will have Ramadan twice in 2030

ローカルの生活者目線が濃く、「1月と12月の気候差」や「夏の断食より楽なのでは」的な実感トークが光る。学術や信仰だけでなく、気温と断食の相性という現地ならではのリアルに切り込んでくる。あと広告が多い。
生活密着型マス観測★×5!

📰 A News(トルコ)
記事(URL):2030 to see two Ramadan months and 35 days of fasting

見出しからして数字でドン!「35日間の断食!?」というインパクト推しが効いており、即時性重視の速報系テンション。中身も、ヒジュラ暦のメカニズムよりも、「歴史的な稀少性」や「信者にとっての試練度」にフォーカス。やや煽り気味だが、数字で語る報道スタイルはわるくない。祝祭直列のカウントダウンとして読むと楽しい。
数字は強いぞ!速報型アプローチ★★★☆☆


そしてSKKI的にアツかったのがこちら!

👔Esquire Middle East(UAE)
記事(URL):There will be two Ramadans in a year in 2030
「ヒジュラ暦とグレゴリオ暦のズレ」によって2030年にラマダーンが2度訪れるという現象を、Dubai Astronomy Groupの専門家の言葉を交えつつカジュアルかつフレンドリーに紹介。

タイトルの時点でテンションが高い。スラッグ越しに「Enjoy」と言い切ってくるあたり、Esquire的ポジティブシンキングが全開である。これは完全に「ファッションカレンダーに組み込まれた宗教行事」…!

文末の”If the current standing rule by the government is untouched by 2030″もちょっとにやりとさせられますね。おしゃれ。そして見てくださいよ、「Y2.033K問題」に触れている記事内のリンク先を:There will be three Eids in a year in 2033 (Esquire Middle East)

うわあ〜これは……“Merry Christmas Eid!”
まさに月と太陽の際(きわ)を生きてる!
単なる洒落ではなく、2033年12月のラマダーン=クリスマスと接近という現象を一発で突き刺してくる秀逸なボケ。こうなると「断食しながらターキーを焼く」という謎ライフスタイルも発生しかねない。もはやイードは**“楽しめるもの”としての完全自立フェーズ**に入ったかのような雰囲気。

「2030年にラマダーンが2回あるって話したの、おぼえてる? あのあと計算してみたらびっくりよ」というつかみもいいし、文末でヒラール観測に言及して「でもまだ月見てないから、確定じゃないからね?」と、キュッとシめてくるとこも最高。

“so don’t book your holidays just yet. Or do, you’ll probably get a great deal.”→ 迷いと煽りの狭間。情報が確定してないのに踊り始める現代人の姿勢そのもの。

ラマダーンはあくまでも「宗教的な義務」。けれども社会生活の中では「年中行事」としての側面もあるわけで、そこにグローバル資本メディアがどういう姿勢で関与するかというのは読んでいてかなりおもしろかったです。われわれ、宗教行事とカルチャーイベントの境界線がぼやける瞬間を観測してしまいましたね。

SKKI的レビュー🌘:
→ 読みやすさ★★★、説明の深さ★☆☆、テンション★★★★☆
→「ほらすごいでしょ!」というノリを一緒に楽しむ記事であり、「こういう伝え方、嫌いじゃない」代表格。
→ 暦のズレがもたらす現象を“positively viral”にするにはこういう方向性もあるのだなと納得。


だが——これは序章にすぎなかった。

暦とは、ただ日付を数える道具ではない。
それは時に祝祭の舞台であり、
時に千年越しの論争の主戦場でもある。

暦の深層でうごめく、千三百年の論争と、再同期をめぐる影。

「Y2.03K」というなんかそれっぽい語感に
キャッキャしてるだけのSKKIは、まだそのことを知らない。

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