2025-08-07

SKKI電波講座 第4回:「『どこを基準にするか』ってどうやって決めるの?」

こんにちは。

世界には、たくさんの空と、たくさんの地平線があります。

SKKI電波講座、第4回は「基準のちがい」についての観測です。そもそも〈正しい方向〉って、どうやって決まるんだろう? 太郎くんと花子さん、博士が(あと書記のGPTくんが)今日も空を見上げます。
第3回はこちら。

※注意:「SKKI電波講座」は運営(人間)と書記(AI)によって共同執筆されています。


第3回:「なんで話がよく食い違うの?」

👦太郎くん:「博士、話が食い違う理由はよくわかったよ! でもさ、だったら『いちばん月がよく見える場所』を決めて、そこにまかせればいいんじゃないの?」

👧花子さん:「うんうん。たとえば『月が見えやすい国代表』とかが見て、『今日は見えました!』って言ってくれれば、ぜんぶスッキリしそう!」

🦉フクロウ博士:「ホホー、それがそう簡単にはいかんのじゃよ……」


🗺️「地平線のちがい」ってなに?

🦉博士:「たとえば、ある国で『月が見えた』としても、その国より東にある国ではもう月が沈んでしまっておる。つまり、『世界中のどこかで月が見えた』からといって、すべての場所にとっての『見えた』になるとは限らないのじゃ」

👦くん:「えー! 『ひとつの月』なのに『見る人によって見えたり見えなかったり』ってこと!?」

🦉博士:「ホホー、そこがまさに『地平線のちがい』という問題なんじゃな。アラビア語では『イフティラーフ・アル=マターリ』とも言うぞい」

👧さん:「わたし、地平線って『夕やけの沈んでいくとこ』だと思ってた」

🦉博士:「そのイメージで大正解じゃ。つまり、『見えるかどうか』は、あなたがどこに立っているかで決まる。そして、『どこを基準にするか』を決めるのが、けっこうむずかしいことなんじゃよ」


🧭「統一したほうがラク」…でも?

👦くん:「うーん、それなら『世界ヒラール本部』とか作ればいいのに!」

🦉博士:「ホホー、まさにそれを望む人たちもおる。でも、たとえば『サウジアラビアが見えたと発表した』からといって、日本や南アフリカやカナダがそれに従うかどうかは、別の話なんじゃ」

👧さん:「『月を見る』って、ぜんぶの人が『自分の空』から見たいのかもね」

🦉博士「その通り。『見ること』には、宗教的な意味だけじゃなく、文化的なアイデンティティも関わってくる。だから『どこを基準にするか』は、『だれと月を見るか』という問いでもあるのじゃよ。ホホー」

ひとこと解説:「地平線のちがい(Ikhtilaaf al-Mataali’)」は、ヒラール観測のもっとも根本的な論点のひとつです。「グローバル統一か」「ローカル尊重か」という議論は、地理的・技術的だけでなく、共同体の自律性と他律性のバランスという社会的・政治的問題でもあります。


🫘今日の豆知識🫘

星の名前で有名な「リゲル(Rigel)」は、アラビア語の「脚(رجل)」という言葉が変化したもの。実際にオリオン座の〈足もと〉に輝いてるよ。位置と名前がちゃんと対応してるのがすごい!


次回は第5回「たとえばトロントではどうしてるの?」です。いよいよ観測現場に突撃、ホホー!

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