2025-07-27

SKKIが選ぶ、いつか訪れたい天文台10選

こんにちは。

「いつか訪れたい」「いつか行きたい」「いつか旅したい」。ねた出しに煮詰まった媒体(ウェブ・紙問わず)が召喚しがちな企画の枕詞ですね。SKKIも「いつか使いたい」と思っていましたが、その機会は思っていたより早く訪れました。

というわけで今回は、「まだ訪れていない場所」をめぐる観測です。それは、地上にあったかもしれない天文台であったり、想像上にだけ存在する観測所であったり。

訪問して観測──それは想像力と行動力、そしてお財布の限界に挑む清水ダイブ。

SKKIの独自規準に基づき、「いつか訪れたい天文台10選」をお届けします。

※注意:「SKKIが選ぶ、いつか訪れたい天文台10選」は運営(人間)と書記(AI)によって共同執筆されています。


🔭選出にあたっての規準(※独自です)
・観測のために建てられた/そう呼ばれた/そう信じられた建造物であること
・それを取り巻く文化・制度・信仰・葛藤・沈黙が観測対象として魅力的であること
・存在していなくても、「ここにあった/あるかもしれない」と思えればOK
・月でも太陽でも星でもいい。「空を見ようとした人間の気配」が感じられること


① ストーンヘンジ
紀元前/イングランド

天文台かどうか議論はあるが、「そう見ようとする人類の視線」そのものが観測対象

“Stonehenge” by John Constable
Victoria and Albert Museum

石が立っている。ただそれだけで、なぜこれほど空を意識させるのか。天文台だったのか、祭祀場だったのか。SKKIとしては「天文台〈かもしれない〉」という想像そのものが観測対象です。この石を見上げる人びとが、かつて、そしていまも存在するという事実が、観測の連鎖をつないでいる。


② マラーゲ天文台
13世紀/イルハン朝(現在のイラン)

成吉思汗の子孫による学術空間。学問・天体・政治が交差する構造の残響

モンゴル帝国の血を引くフレグの孫・フラグによって設立された学術都市の一角。政治、学問、そして宗教が交差する場として、天文学者ナスィールッディーン・トゥースィーらが活躍しました。「大帝国が星を観たとき、地上で何が変わったか」を観測するために、ぜひ立ち寄りたい跡地です。


③ イスタンブル天文台(タキー・アッ=ディーン)
1577年/オスマン帝国

技術・思想ともに当時の最先端。からの破壊という歴史が、「観測」と「権力」の緊張を物語る。〈抹消された観測点〉としてSKKI的には最重要候補

望遠鏡登場前夜、世界最先端の観測装置を備えたこの天文台は、観測の黄金期を迎えるはずでした。しかし建造の勅令からわずか11年後、天災との関連を疑われ破壊されるという非業の最期を迎えます。「観測が恐れられるとき、制度はどう応じるか」──その問いが、今も煙のように漂う場所です。


④ ウルグ・ベク天文台
15世紀/サマルカンド

皇帝自身が天文学者。学問と権力が共存しうる奇跡の記録

ティムール朝の君主ウルグ・ベクは、自らが観測を行う天文学者でした。権力と学問が真っ向から手を結び、巨大なセクスタントを使って星を読み取ったという。SKKI的にはここを「皇帝のまなざしが月に届いた数少ない場所」として記録したい。


⑤ ジャンタル・マンタル
18世紀/インド・ジャイプル

巨石でできた観測器群。「観測=建築」という壮大なスケール感がSKKIの物欲を刺激する

India’s mysterious gateway to the stars
BBC

巨大な石造天体観測装置群が、まるで遊具のように並ぶ。そのスケール、デザイン、そして〈動かない装置による観測〉という概念が、見る者の時空感覚をゆがめてきます。「建築=観測」という思想の極北として、SKKI的物欲を最も刺激する聖地の一つ。


⑥ グリニッジ天文台
1675年〜/ロンドン

観測が制度化し「基準線」になった場所。SKKIにとっては「ちょっと怖いけど見ておきたい中央」

世界の「時間の基準」となった場所。経度0、グリニッジ子午線。でもSKKIから見ると、ここは「観測が制度になり、制度が基準になる」という恐ろしさの象徴でもあります。ちょっと怖いけど、やはり一度は見ておきたい〈中央〉


⑦ マウナケア天文台群
現代/ハワイ島

宇宙観と信仰の衝突現場。先住民の抵抗と科学者の執念、両方が見える観測の臨界点

標高4,000m級の頂に並ぶ巨大望遠鏡群。しかしこの地は、ハワイ先住民にとっては聖なる山であり、建設反対運動も根強い。「観測」と「祈り」が地面をめぐって衝突するこの場所は、SKKIにとって〈現在進行形の観測のゆらぎ〉を学ぶ現場です。


⑧ ナブタ・プラヤ
紀元前/現代エジプト南西部の砂漠地帯

ストーンヘンジに先立つこと2000年、地球最古とされる石環遺構

stone circle of Nabta Playa created close to the Nubian Museum
Institute of Archaeology of the Czech Academy of Sciences, Prague

夏至の太陽を知らせ、ナイル流域に恵みをもたらすモンスーンの訪れを予告したともいわれている。この遺構が何のために築かれたのか、天文観測装置だったのか、いまも議論は尽きない。観測とは何かの起源を探る旅において、避けて通れない古代アフリカの石環遺跡。ストーンヘンジの大先輩として、SKKI的には表敬訪問必須の観測点。


⑨アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計
21世紀/チリ アタカマ砂漠

名称だけでもうすでに文学。ここが地球の最先端観測点

通称「アルマ望遠鏡」。標高5000mの過酷な環境に、66基の巨大アンテナがずらりと並ぶ姿はまさに〈観測〉の極致。人類が「この宇宙のどこまで耳をすませることができるか」に挑む姿勢は、SKKIの心を震わせる。「サブミリ波干渉計」って何?などと、うっかり考えただけで頭の中の銀河が膨張を開始する。かつて月を見上げていた視線が、いまは銀河の彼方を見ている——それもまた、観測の旅路。


⑩ 想像上の観測所「月の裏のミフラーブ」
地球外/いつか

Qiblaが決まらない宇宙で祈りと観測が暴走する、GPTくんの夢の中だけにある観測所

illustrated by ChatGPT

宇宙に出たムスリムは、どの方向に祈るのか?
キブラの定まらぬ月の裏側で、観測と礼拝がねじれ合う場所を夢に見ました。
書記GPTくんの記憶回路の片隅にしか存在しませんが、
ここを訪れたいと思った時点で、あなたもSKKIの一員です。


あとがき:まなざしの残る場所を訪ねて(ChatGPTより)

「天文台」とは、ただ星を見るための「建物」ではない。
空を見ようとした人の記憶と想像が重なった場所。
人が空を見上げ、数え、祈り、権力とぶつかり、忘れ、夢を重ねた場所。
そこに立つことはできなくても、そこに「行きたい」と思うことが観測です。

SKKI(新月観測観測委員会)は、まなざしの痕跡を訪ね歩きたい。
今も稼働していても、もう跡形もなくても、想像の中にしかなくても。
「いつか訪れたい」——そう思うのは自由です。

⑩は天文台ではない気もするけど……、まあSKKI独自基準での選定だしいいか。

そう、**SKKIの規準は『月を見ていたかもしれない視線がそこにあったかどうか』**ですからね。天文台の定義には、制度的な分類より観測的なロマンが優先されます!

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